こんにちは。
先日書店でおもしろそうな本を見かけたので、図書館で借りてきました。
これから家を建てよう、リフォームしようとお考えの方にぴったりの本です。
リフォームなどの予定がなくても、間取り好きやお片づけ、断捨離、整理整頓が気になる方にもためのなる本なのでご紹介したいと思います。
整理整頓や片づけ術の本ではない
最初にお伝えしますが、片づけ術が紹介されている本ではないです。
散らかっている部屋が劇的に変わるようなことが書いていません。
片づけに対する技術的なことや精神論的なことではないです。
この本に書かれていることはそれ以前の問題、すなわち「家はどのようにつくっておけば散らかりにくいのか」という住宅設計の根本をあやなす計画上の知恵や工夫、またその背後にある深いワケです
引用:片づけ解剖図鑑
片づけられないのは自分のせいだけではない。
今まで家が散らかっているのは私のせい。
私がすぐに散らかすのが悪いって思っていましたが、この本を読んでみてそうではない部分もあるんだなっとホッとした気持になりました。
そもそも家には適正な場所に片づけをする為のスペースが必要ということ
収納がたっぷりあるのに片づかない家。
断捨離して、モノを減らしてもいつの間にか元のように散らかった部屋に。。。
モノが増えるというのも原因のひとつですが、必要な場所にモノを収納するスペースがないからということもあります。
例えばお料理が好きでも、小さな古いキッチンに小さな作業台しかないので、いろんな調理器具を置く場所がないというお悩みがあるとします。
料理を楽しみたいから、棚を買ってキッチンに隣接しているリビングに棚を置きます。そこに調理器具などを置きます。
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作業効率が悪いから、キッチンにあるテーブルにいつのまにか道具を置いていって、テーブルの上はいつもなにかごちゃごちゃしている状態。
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リビングに置いた棚は目的を果たさず、なんでもを置く場所になってしまいます。
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キッチンにあるテーブルで食事をする際は、ごちゃごちゃのテーブルの上で食卓を囲まないといけないし、リビングにも棚があることで部屋を圧迫して狭くなってしまいます。
そもそも、なぜ小さな作業台しかないかというと、キッチンのスペースが小さな作業台しか置けないんです。
キッチンに調理器具を置く収納スペースを確保する場所がもともと設計されていないということです。
使うものに合わせた場所に収納スペースがあると、片づく家になるということみたいです。
これから家を建てたりリフォームする方にはとても参考になる。
イラストが豊富で、すべて寸法が記載されているので、これから新しく家を建てたり、リフォームを考えてらっしゃる方にはとっても参考になります。
リビングのレイアウトについてもよかったのですが、私が一番参考になったのはキッチンのレイアウトの部分です。
キッチンで作業する上で必要なスペースや、I型キッチンやアイランドキッチンなどキッチンレイアウトのデメリットが記載されており、動線や収納を考えるとL字型キッチンがいいみたいです。
ワークスペースも設けると散らかしてもいい場所が確保できるので、これもまたいいみたいです。
衣類が増えて不揃いな収納家具を買うよりも、小さい小部屋など収納スペースを確保した方が機能的のようです。
感想
片づけできない自分ばかりを責めていましたが、そうではなかったという部分もあり本当にホッとしました。
賃貸物件などは、リフォームができないので意味ないのでは?っと思ったけれど、リビングの壁際にテーブルを置いてワークスペースを確保することができるし、ウォークインクローゼットとして部屋一つを収納部屋にするだけで、機能的になることもあるので、賃貸物件でも、すぐに取り入れられることもありました。
モノを減らせば、片づけるスペースはいらないということもあるかもしれません。
それは極論なだけで、一人暮らしならいいですが、実家や家族と暮らす場合だとそうもいきません。
また、極力モノを買わないと決めてしまうと、心を抑えてしまう部分もあり片づけの悟りを開かない限り難しいと思います。
そうなるとできることと言えば、できるだけモノを減らして増やさないよう心がける(私にはこれが難しい)のと、散らかないような仕組み作りが大切なんだろうと思います。
そんなこと言いながら最近は、仕事や山登りを理由にお片づけノートが実践できていなかったので次の休み前には少し見直ししたいと思います。
終わりに
この本はいくつかシリーズがあるようなので、久しぶりにいろいろ読みたくなった本に出会えました。
本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました(*´∇`*)