2015年の新語・流行語大賞の候補にもなった「ミニマリスト」
そのブームの火付け役である、佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない」を今更ですが読んだので、感じたことのお話です。
譲って頂いてから随分経っていますが、読んだり、読まなかったり、また同じページを読んだり、考えたりとだらだら読んだので今頃の感想になります(=´Д`=)ゞ
amazonのレビューでは賛否両論
良かったというレビューと、揚げ足取りのようなレビューも多かったです。
それから、「くどい」というのも多かったです。
私的には星は4つ。
くどさは、熱い想いということで良かったです。
星4つの理由はもう少し、参考文献を紹介してもらえるとより深く理解できたかもしれない。
著者の佐々木さんとは同年代で、モノが多い暮らしをしていたという共通点もあり、劣等感を補う為にモノを持っていた部分など「わかる。わかる」とうなずいていました。
いいなと思った、捨てる方法リスト7選
本では捨てる方法最終リスト55+追加リスト15がご紹介されていました。
その中でいいなと思った7つをご紹介します。
7つのリストは既に実践していたり、感じていることがほとんどです。
実践していて本当におすすめできます。
【1】 捨てることは「技術」である
著者はモノを減らしはじめてから今の生活になるまで5年かかっているそうです。
現在も、モノを減らしている私もこれは納得。
捨てるのは「技術」だと実感しています。
少しずつ「捨て」を経験して積み重ねないと、本当に少ないモノで生活できないです。
アマゾンのレビューで、本を読んで何もかも捨ててしまわれた方が後悔しているというのがあありました。
一気に捨ててしまわれたんでしょうね。
勢いも大事だけど、じっくりなんども「捨て」を重ねた方が良いと思っているので断捨離祭りとかは私はあんまりおすすめしないです。
【2】 捨てられない理由を明確に感じ取る
ここが感じれないなら、勢いで捨てようか悩んでいるだけなので捨てない方がいいです。
例えば勢いで大掃除をはじめて、勢いで捨ててしまうとアマゾンのレビューの人のようにあとで後悔してしまいます。
私自身の場合、趣味のモノ(レターセットとか紙もの関連)で捨てられないモノは、何度見直しても必要ないとわかっていますが、執着していて気持ちは捨てられないんです。そういうモノは捨てません。
それでも、何度も見直すことで随分と減りました。
何度も見直すと、手放せないと思っていた想いが氷のようにとけてきて、最後は捨てれるという場合もあります。納得して手放せるので、後悔はしないです。
【3】 捨てづらいモノは写真に撮る
インスタで実践していますが、これはいいです。
私の場合、捨てづらいモノとそうでないモノもありますが、写真に残すことで「たくさん捨てたな」とか「これ買った時はこんなエピソードがあったな」と当時の自分を振り返ったりすることもできます。
過去の自分を思い出したりできるのでいいですよ。
【4】 捨てたモノと部屋をSNSで公開する
上と似たような感じですが、上の「写真を撮る」からさらに前進した感じです。
誰かと交流することで、「捨て」が加速し、やる気UPに繋がります。
私は「捨て」と「やる気」が加速して整理収納アドバイザー1級まで取ってしまいました。
SNSには加速させてくれる力はあります。
【5】「仮に」捨ててみる
これこれ。これはいい方法。
捨てないで「仮」として押し入れや、箱に隠しておく方法。洋服を捨てる時に有効です。
隠したこと忘れている場合、その服はもう完全に着ない服なんですよね。
捨てるか残すどっちかではなくて、捨てる前に、捨てた時の気分を味わえるからいいです。
ないから不便と思っていたら、実はそんなに不便ではないということ多々あります。
私の場合、炊飯器とかオーブントースターとかないけど困っていません。
【6】 捨てられるか「悩んだ」時点で捨てられる
わかります。でも、なかなか実践できないけどね。。。(=´Д`=)ゞ
振り返ると、何度も見直して結局捨ててます。
ならば、始めの悩んだ段階で捨てることができればいいのに、まだまだ執着心があって何度も見直して、気持に「ケリ」をつけないと捨てれないんですよね。。これは見習いたい点。
【7】 感謝して捨てる。感謝の気持ちまで捨てない。
捨てることを繰り返すと、感謝の気持ちが沸き上がってきます。
というのも、はじめはゴミみたいのを捨てることからスタートしますが、次第になかなか捨てれづらいと思っていたモノを最終的には捨てることになってきます。
捨てる理由を考えた時に、買った時のことや使った時のことを思い出し、自然と「今までありがとう」という気持が生まれます。
感想
最初から最後まで、きっちり読もうとするとレビューにあるように、まとまりがない、くどいと感じる部分があるかもしれません。
でも、そのまとまりのない感じや熱い想い(くどい感じね)を、本というよりも友人の友人、や知人みたいな存在のお兄さんが話をしているのを聞いているような感じでした。(伝わりにくくてすみません)
私は各章ごとに読んだり、気になるタイトルの部分だけ読んだり、読み返したりしていました。
モノを減らすと、目に見えない豊かさを手に入れることができ、人と比べない暮らしができるのではないかと感じました。
「私は私だから、これでいいのだ」と思いつつも、自分に自信がないからつい人と比べて自分で自分を評価しがちだったなと反省しました。
ミニマリストの最果てのような姿を見れたような気がしました。
ゴミ屋敷住人と対極した立場にありそうに見えますし、モノをもたないという信念と沢山のモノをもつ信念。どちらも、モノに対して執着してるようにも思えます。
陰と陽な感じ。
物理的にモノを減らすのはここが極限です。終着点ですというのがわかれば、今私はここにいるということがわかるので、断捨離中の方はこの本を読めば今の自分がどこにいるかわかります。
私の場合はこんな感じだと思っています。
私の理想はミニマリストさん達のちょい手前、少しだけ飾る小物が映えるような空間がいいです。
モノが多い、少ないの感覚は人それぞれ。
良い悪いもないと思いますが、断捨離したくて、スッキリしたいみなさんは今どんな位置でしょうか?
本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました(´▽`)