こんにちは。midoriです。
仕事をしながら整理収納アドバイザーの資格を活かして片付けの仕事もしている私。
お客様のお宅で捨て方がわからないと相談されたたのは使用済みの注射針でした。
すぐに調べて対処できたので良かったですし、お客様も危険なモノと判断されていたので、捨てずに保管されていたんだと思います。
けれども、「小さいから」「紙に包むから大丈夫」と勝手な判断で一般ゴミとして捨てるのは×
結論からいうと、処方された病院へ回収してもらうのが一番ベターです。
今回は自己注射針の処分方法、捨て方についてお話しします。
使用済みの注射針、自己注射針とは?
在宅医療で使われている注射針は写真のようなものです。
キャップ付きのものが、インスリンなどの自己注射針になります。
私がお客様から相談を受けたのは、ご逝去されたお父様が療養中に使っていた、インスリン注射でした。
細くて、ペンのように見えます。
糖尿病の進行によっては毎日インスリンを摂取する必要があり、自分でお腹に注射するというものです。
糖尿病患者のインスリン注射が自己注射の中ではよく耳にしますが、不妊治療の自己注射もあります。
使用済みの注射針、自己注射針は一般廃棄物とは別物! 勝手に捨ててはいけない
注射針は家庭ゴミと捨ててはいけません。
注射針が入ったゴミ袋から感染するリスクがあるからです。
感染性のある廃棄物は一般ゴミではないのです。
使用済み注射針、自己注射針を捨てる場所
自己注射を処方されたことがないのではっきりとはわかりませんが、恐らく処方された時に注射針の捨て方などの説明があるかもしれません。
基本的には処方してもらった病院、かかりつけの病院に回収してもらいます。
自己注射でない、在宅医療用の注射針については、訪問看護や訪問診療の際に使われるものなので、看護師さんが回収して下さるかもしれないので、相談されてみて下さい。
私のお客様のようにご逝去されたお父様の場合、生前通っていた病院がどこなのか、いろいろあってわからないということでした。
病院が不明な場合は薬局に回収できるか相談できます。
使用済みの注射針を受け付けている薬局にはポスター等で案内があります。
各自治体のホームページにて確認できることが多いです。
私が住んでいる福岡市の場合、自己注射針のみ薬局で回収してもらえます。
使用済み自己注射針の捨て方 福岡市の場合
日本医師会のガイドラインによると、使用済み注射針は滅菌する為に焼却処理がほとんどな為、使用済みの注射針をビンや缶に入れるのを禁じています。
こちらは日本医師会の在宅医療廃棄物適正処理ガイドラインはこちら
https://www.med.or.jp/dl-med/doctor/haiki/gd6.pdf
針ケース付きで排出するのが原則です。
針が貫通せず、フタがしっかり閉まるプラスチック製のケースに使用済針を入れることも可能です。
専用のケースも売っているので、そちらに入れて回収してもらうこともできます。
福岡市の場合、保護キャップつきで空のペットボトルに入れるようになっています。
細かいことは各自治体によって異なりますので、自治体のホームページにて確認してみて下さい。
本日は以上になります。最後まで読んで下さってありがとうございました。