たまたま図書館で手にとってみた「片づけられない人のための考えない片づけ」という本。
わかりやすい、すっきりとしたイラストとQ&A方式の内容で、どこからでも読み進められるので私にはぴったりでした。
インテリアコーディネーターならではの視点もとても参考になりました。
整理収納・片づけ大好きな方には物足りない内容かもしれないですが、片づけ苦手さん、片づけてもすぐに散らかるさんにはとても読みやすい本です。
ということで、本日は「片づけられない人のための考えない片づけ」の本のご紹介です。
「片づけられない人のための考えない片づけ」はどんな人に向いてる?
片づけが苦手な方、すぐに散らかるかたなどに向いています。
片付け大好き!収納技を勉強したい方には斬新な技はないので、向いていないかもしれません。
以下の人が向いていますよ。というか、過去の私です。。。笑
何から手をつけていいのかわからない
とにかく、いろんなものが部屋に散乱していて、何から手をつけていいかわからない方。
家の中がフリーズ状態ですよね。だから、どんどんモノが増えていってしまいます。
わかっちゃいるけど、何をすればいいの?とお悩みの方は、この本がきっかけで片づけをはじめたくなること間違いなし。
クローゼットの中は空っぽなのに、いろんなところに服が散乱している。
私の場合、苦手なことは先延ばしにしてしまって「後からまとめてしよう」と思いがち。。
独身時代は、家の手伝いなんてほとんどせず、母がたたんでくれた洗濯物が常にベッドの上に並べられていました。
目に入る服を着ているだけので、いつも数パターンの同じ服で出勤、「服がない」と言い、服を購入し、またモノが増えるという暮らし。
いざ、片づけてみようとしたらクローゼットはアウター以外は空っぽで、部屋の中に服が散乱していることがありました。
私みたいなタイプの方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか??笑
Q&A方式ですぐに解決!真似るだけでいい「片づけられない人のための考えない片づけ」
上記で説明した方で、片付けたいけど片付かない。何から始めていいかわからない方は、「考えない片づけ」で紹介されている、片づけ方法で「これなら、すぐに始めれるかもしれない」と思った項目を真似るだけでいいんです。
Q&A方式がとっても良いんです。
2ページの見開きで、右側が悩み(Before)、左側が解決後(after)となっており、見やすいイラストで解説されています。
一番下には、解決方法がイラストで解説されているので、とてもわかりやすいです。
文章を読まなくても、イラストをパッと見ただけで、問題と解決方法、アフターがわかるのですぐに真似できます。
このような形式な為、どこから読んでも良いので、全部読み終わってからでないと、片付けできないということはありません。
ちょっと読んで、気になればすぐにトライできる気軽な本です。
4つのワザで、簡単、楽ちん 1. 移動ワザ
この本では主にリビング、ダイニング、クローゼット、その他の場所に分けられて紹介されており、片付かない部屋の問題を大きく分けて4つの技で解決していきます。
移動技は簡単で、はじめはモノを捨てなくてもいいので、移動させてみて下さい。
例えば、ごちゃごちゃしたリビングをスッキリする為に、床に置いてあるものだけ移動させます。そうすると、床面が見えて見た目がスッキリするそうです。
移動させるってどこに?ですよね?
これにはポイントがあって、家具のラインに合わせて、モノを移動させます。移動させたモノを小さくまとめて、まっすぐに置くだけで、散らかっていたものがまとまっていて、しかも家具のラインに沿って置かれているので見た目もスッキリするんです。
他にも場所によって色々なワザがありますが、このワザだと収納グッズがなくても、すぐにトライできます。
小さくまとめるのが、面倒であればまずは床に置かれている荷物を家具のラインに合わせて移動させて見てください。
床が見えないほど、モノが散乱していたのが、床面が見えることでスッキリした印象になります。
赤ラインが家具のラインです。
全体的に散らかったモノを家具のラインよりも中に、移動させるだけなので簡単ですよ!
床置きのモノは紙類や服などが多いので、まとめると意外とコンパクトに収まります^ ^
移動ワザは他にもあるので、「片づけられない人のための考えない片づけ」の本を参考にされてみて下さいね。
4つのワザで、簡単、楽ちん 2. 増設ワザ
Before 少し片づけたけど、なんだかごちゃっとしている
移動ワザで散らかったモノを家具のラインに合わせて、移動させてもなんだかモノが多くてスッキリしないという場合は、増設ワザを使います。
ごちゃごちゃするのは、モノの色や形が統一されていないから、ごちゃごちゃ見えるというのもあります。
それに、リビングには色々な種類のモノが集まっているので、どうしても散らかりがちです。
そんな時は、チェストなどの収納家具を増設して、モノを隠しちゃいましょう。
after 増設ワザで、収納家具を追加してみる
赤丸にチェストを設置し、そこに収めることで部屋全体がスッキリとした印象になります。
誰かが、突然遊びに来ても散らかったモノを放り込めばいいですよ。。。笑
放り込んだら、ぐちゃぐちゃにならない?という方は下のワザ詰めワザで解決!
増設ワザは他にもキッチンの棚の中にコノ字ラックを増設して、食器の収納場所を増やす方法など、場所ごとに説明されています。
4つのワザで、簡単、楽ちん 3. 詰めワザ
Before ごちゃついた棚の中
増設ワザで購入した、チェストの中です。
とりあえず、リビング全体に散らかっていたモノをチェストの中に集中させたので、リビング全体はスッキリしました。
このままだと、チェストの中がごちゃごちゃして取り出しにくいです。
取り出しにくいということは、元に戻しにくかったり、使いたいモノを探すのに時間がかかるので、時間のロスにもつながります。
そんな時は詰めワザです。
after 詰めワザでチェストの中もスッキリ片付け
詰めワザでは、ジャンルごとにモノを分けて、ボックスに詰めて収納します。
整理収納アドバイザーの講座では、グルーピングという方法とよく似ていますが少し違います。
グルーピングというのは、例えば「手紙セット」など、手紙を書く為に必要な、レターセット、ペン、切手をまとめて収納します。
こちらは、ジャンルわけなので文具類、や書籍などでざっくり分けられているので、トライしやすいです。
ボックスは家にあるものでもいいと思いますが、同じ種類のボックスで統一すると、チェストの中も見た目がスッキリしますね。
4つのワザで、簡単、楽ちん 4. 整美ワザ
インテリアコーディーネーターならではの視点で、日用品とおりまぜて、インテリアを意識したワザです。
整理収納アドバイザーの場合、見た目も大事ですが、まずは使いやすくて片づけやすいことを優先するので、このワザはとても参考になりました。
事細かく仕分けたり、収納の仕組みを工夫するのは、けっこう考えないといけないです。
時と場合によって収納の仕方は変化するので、固定ではなくライフスタイルに合わせ変化します。
その点この整美ワザというのは、考えなくても見た目をスッキリと、オシャレに見えるワザなので、ポイントを知ることで役立ちます。
本の一例ですが、シンク周りにある調味料やカトラリー類などがバラバラに並んでいる状態の場合。
それらを一列に並べて、横幅を測ります。計測した長さのトレーを購入し、その上に並べて乗せるだけで、なんだかスッキリ見えます。
その他にも、ちょっとした工夫でスッキリ見えるようになるので、インテリアコーディネーターならではのワザだと思います。
「片づけられない人のための考えない片づけ」まとめ
- Q&A方式で、どこから見ても片づけがトライできる仕組みになっている。
- すぐに取り組める。
- 4つのワザを使って、見た目もスッキリ。
- モノをたくさん捨てなくても、片付く。
- 片づけ苦手さんにはとにかくオススメ
今、すでに散らかっていて片付かなくてお悩みの方や、散らかっているのが気になるけれど、なんだかやる気が出ない方にすぐに取り組めるので是非、読んで頂きたい本です。
本日は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました♫
それでは、また〜( ´ ▽ ` )/