【片付けたくても片付けられないのは、あなたのせいではないこともある】

 

こんにちは。整理収納アドバイザーのmidoriです。

山のように片付け書籍があるのに、未だに片付け・整理収納術の書籍が減らないのは、「片付けたいのに片付けられない」と悩んでいる方が常にいるからでしょう。

私もその一人でした。

 

「片付けたいのに片付けられない」人に陥りがちなのが、片付けられない→だから私はダメだ。という0か100の思考になりがちです。

そんなに自分を責めなくても、いいんです。

 

片付けられない一つの原因として、人間の本能や片付けを邪魔する心理が働いているという見方もあるんです。

だから「片付けられない」のは、あなたのせいではない部分もあるんですよ(^ ^)

 

ということで、本日は「片付けたいのに片付けられない」のは、損失回避の心理と現状維持バイアスがはたらいていることもあるよっていうお話です。

 

この記事は、以下の方に特におすすめです。

  1. 片付けられないのは自分が悪いからだと悩んでおられる方。
  2. 自分の性格が、だらしないから片付かないんだと思われている方。
  3. 片付けたいとは思っているけれど、なぜか片付かない。片付けを後回しにしがちな方。

 

*全部読むのが面倒な場合は、目次の「まとめ」を読んで下さいね♫

 

それではいってみましょう〜♪

 

「片付けられない」と自己防衛本能の関係

生きていく為に自分の身を守る行動を自己防衛本能と言います。

片付けの場合、モノをを失う恐怖の為に、失わないようにする行動のことになります。

 

ちょっとだけ想像してみください。

 

遥か昔、原始時代の人間の暮らしを。

原始時代の人間の暮らしは今よりも食料がなかったので、一日中食料を探しています。

 

木の実や果物を取って食べるか、狩をして動物の肉を食べるかの狩猟採取の生活でした。

 

猛獣に見つからないような場所で、洞窟に住んでいます。

女性と子供は洞窟で過ごし、男性は命がけで一日中食料を探す感じです。

男性が狩をしている間、洞窟が見つかると猛獣などの外的に襲われる危険もあります。

 

やっと見つけた食料も、他の動物に奪われたり、自分が襲われたりする危険もあり、私たちの祖先は常に恐怖と隣り合わせてで生きてきました。

 

自分の命を守る為に、モノを失いたくないという恐怖はこの頃から DNAに刷り込まれていたのかもしれません。

 

片付けられないのは、プロスペクト理論の損失回避の影響の可能性もある

 

失いたくない心理というのは、プロスペクト理論という行動心理を表した理論です。理論の一例に損失回避というのがあります。

簡単にいうと得する喜びよりも、失う恐怖の方が気持ちが強いということ。

 

「痛み」の重みは「満足」の2倍から2.5倍

損失回避性とは、何かを得ることよりも、それを失うことに対する心理的な拒否感が強いことを言う。例えば、「1万円もらえる」場合と「1万円払わなければならない」場合の確率が半々であるようなくじがあるとすると、たいていの人はそのくじを選ぶのを拒否する。

 

1万円という金額は同じであっても、それを得る場合と失う場合とでは、失うことの方がはるかに重く感じられるからである。では、失う額が1万円である時、得られる金額がどのくらいであれば、くじを選ぶであろうか。

 

行動経済学者の研究によると、2万円から2万5千円程度である。つまり、失う金額がもたらす「痛み」は、同一の金額が得られる場合の満足より2倍〜2.5倍の重みがあるのだ。これが損失回避性であり、何かを得ることよりも、それを失うことを避けたいという心理傾向のことである。

引用:人はなぜ変われないのかーー「損失を回避する」本能が行動に影響  著者:友野 典男(明治大学情報コミュニケーション学部教授)

 

満足の喜びよりも、痛みのつらさの方が倍以上に感じるというのだから、人間は生きていく為に、元々ネガティブな思考になっているんでしょうね。

 

つまり、片付けたいのに片付けられないというのは、失いたくない、損をしたくない、損失回避の心理が影響している部分もあると考えられます。

 

現状維持バイアスで、さらに捨てられなくなる

最近、よく聞く「バイアス」ってご存知でしょうか?

<バイアスの意味>

これは、「偏り、偏見、傾向、斜め、」という意味です。語源は「傾斜(けいしゃ)」という意味の言葉。
その意味から「傾いている、偏っている」という意味が生まれました。

中略

そして、会話で使われやすいのは「偏見」という意味。
考え方や意見が他の影響を受けて偏ってしまうことをバイアスと言います。
また、バイアス的な発言は「バイアスがかかっている」とも言います。
認知バイアスといって、心理学的にいう障害の一種もあったりと、専門用語もあり幅が広い。

引用:バイアスの意味とは

 

現状維持バイアスとは、先ほどお話しした損失回避性にあるように、損をしたくない、リスクを負ってまで変化したくない

という心理が、現状を維持しようとする偏った考え方ともいえます。

 

片付けられない悩みを違った角度から見つめると、どんな気持ちになりましたか?

自分を攻めていたのなら、少し楽になりませんか?

この心理を理解しておくだけでも、片付けられないのは「自分のせい」と、自分を責めなくてもいいんです!

 

片付けたい気持ちになるには、自分を見つめて、小さな行動をする。

では、どのようにすれば片付けたい気持ちになるのでしょうか?

片付けたいと悩んでる一つの原因に、今までご紹介した3つが関連している部分もあります。

 

片付けたい気持ちを邪魔する3つ

① 防衛本能・・・・人間が生き抜く為に、自分を守る為のDNAが刷り込まれている

② 損失回避・・・・モノを買って得る喜びよりも、モノを失う恐怖の気持ちの方が強い心理

③ 現状維持バイアス・・・・モノを失うリスクよりも、自分を守りたい。現状を維持しておきたいという気持ち。(①と似てます)

 

 

片付けたいのに、片付けられないのは、無意識のうちに片付けたい気持ちを邪魔する別の自分もいるということをまず意識しておくだけでも、大丈夫です。

 

上記を意識しつつも、疲れていなければ、小さいところを片付ける行動を起こしましょう。

 

「片付けられない」と強く思う時って、きっと心も体も疲れています。

そんな時は、いきなりクローゼットとかキッチンとか時間がかかるような場所を片付けようとか思わないし、思えないはず。

 

だから、そんな時は財布やバッグの中身などの整理をするなど、小さな片付けをしてみましょう。

片付けられないと悩んでいるモヤッとした気持ちのうち、小さな「モヤッ」が吐き出されてスッキリするかもしれません。

 

まとめ

今までお伝えしたことを簡単にまとめます。

  1. 片付けられないのは、あなたのせいじゃない場合もある。
  2. その原因の一つに、人間が生き抜く本能や、得る喜びよりも失いたくない恐怖の方が強くなる、損失回避の心理がはたらいている可能性があること。
  3. さらに、それを維持しようとする現状維持バイアスがかかっていることもある。
  4. 「片付けたくても、片付けられない」時は、心身ともに疲れきっていることが多いので、上記を意識するだけでもいい。
  5. 気持ちに余裕があるなら、財布やバッグの中身など、小さなところを整理すると、気持ちが楽になって、もっと片付けたい気持ちになる。

 

悩んでいる時はどうしても、狭い視野で考えがち。

自分を俯瞰して、「私は今、疲れているんだー」と自分に声かけしたり、「現状維持バイアスがかかっている」と意識するだけでも、気持ちがちょっと楽になりませんか?

繰り返しになりますが、片付けられないのはあなたのせいではないこともあるんです。

 

そして、ほんの少しだけ、今の自分を見つめて小さな片付け・整理から始めることができれば、更にまた少しずつ片付けを始められるかもしれません。

片付けをしないからといって「死」に直結することではありません。

 

自分を追い詰めずに、「少しずつ行動する」が良いのではないでしょうか。

 

以上です。本日も、最後まで読んで下さってありがとうございました( ´ ▽ ` )/

 

 

 

 

 

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