子育てのポリシーは人によって異なりますが、私の場合はいろんな意味で「一人でも生きていける力」がある子になってほしいと思っています。
そして、どんなに私が「それはどうだろう?」と思うことがあっても、道理に反することでなければ、なるべく口を挟まず、見守り続けたい親でいたいと思っています(実際は違うとこもあるかもしれませんが。。笑)
理想と現実は違って、周りの目が気になって見守るだけにはならなかったり、月齢によってそれぞれ悩みが違うので、育児書を読んだりして、その都度対応していました。
「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ」を読んで、これから実践したいと思ったことや、自分でも気になっていたことを改善するきっかけになりました。
もともと、子育てに対する親の考え方の軸が著者の考え方と似ているので、参考になる部分は多かったです。
本日は「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」を読んだ感想の言葉編です。
言葉編は8つケースを紹介されていましたが、その中で3つのケースが特に参考になったのでご紹介します。
それでは、いってみましょう〜( ´ ▽ ` )/
「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」とは?
まず、テキトーと聞くと「雑」なイメージですが、そうではなくて親の価値を押し付けず、他の子と比べず、ありのままの我が子を受け入れる、力の抜けたテキトーさということだそうです。
ガサツな私にぴったり!!笑
一人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめでは子どもの為と思いやっている行動が、実は子どもの為にならない代表的な45の習慣を紹介してくださっています。
そして、テキトー母さんが登場して、45の習慣の理想的な行動を紹介してくれています。
よくありがちな行動を、「これでいいんだ!」ということで解決してくれます。
こんなお母さんは実は子どもを苦しめていた!?
- 完璧主義のお母さん
- 「あなたのためを思って」が口グセの過保護・過干渉なお母さん
- 「一番にならないとダメだ」と思っているお母さん
- 自分が果たせなかった夢を子どもに託しているお母さん
- 「努力は報われる」と思っているお母さん
- 子どもの短所をたくさん見つけてしまうお母さん
- できない時だけ叱り、できた時にほめないお母さん
そういえば、できない時だけ叱り、できた時にほめないお母さんは私も時々やっている気がします。
例えば、仕事終わりの夕飯準備中に娘にはテレビを観ないよう心がけていますが、観たくなる日や上手に我慢できた日もあるのに、ほめていなかったことに気づきました。
その都度なるべく声をかけているつもりが、夕飯の準備に集中してしまって忘れていることがあります。
テキトー母さん6か条
- 期待しない
- 他の子どもや兄弟と比較しない
- 親バカになる
- ママ友と群れない
- 育児本に頼らない
- 世界中を敵に回しても子どもの味方になる
6か条の期待しないというのは、親子の距離が近すぎて、過保護や過干渉の防止になります。
つい、自分の考えを押し付けがちなのを「子どもも一人の人間」と思える距離感が大事なんでしょうね。
ママ友と群れないというのは、これも距離感が大事なんでしょうね。育児や同じ地域のこと、学校関連の情報交換の場でもあるので、私はママとも群れないけれど集まって話すことは大事かなと思います。
あるある1 「エライね」「お利口だね」と言わない
最近、特に保育園や祖父母からなにかすると「上手にできてエライね〜」「お利口だね〜」と言われているようで(実際のところわからない)、家の中でもお手伝いしてくれたりすると、「エライでしょう?」「お利口でしょう?」と聞かれることが増えました。
保育園で言われているんだろうな〜と思い、そのまま「エライね。ありがとう」というようになりました。
その前は、「〇〇してくれたから助かった〜」と言うようにしていたのに、伝わらなかったのかな?私の言い方が悪かったのかな?と思い、「エライね」を言うようにしましたが、なんかしっくりきませんでした。
その答えがこの本を読んでわかりました!
「エライね」、「お利口だね」というのは、条件付きの愛なのだそうです。
例えばうちの場合、寝る前に明日の着替えを準備するようにしています。
1カゴに保育園の準備をし、2翌朝起床後にカゴをリビングに移動、3朝食前に着替える
の3つの段階があります。
1を準備をする時は、慣れるまでは私も付き添って応援しています。できたら「準備ができてエライね〜」
2起床後、リビングに来ても保育園セットが入ったカゴを持って来ていない時は、「あれ?なんか忘れ物ない?」と声かけすると慌てて持ってくることもあります。
「思い出した?お約束守れてエライね〜。お利口〜」
3朝食前に着替える時は、ぐずぐずして着替えたくないときは少し手伝うこともあります。一人でできた時は「お!一人でできたね!かっこいい!お利口やね」
どうですか?何か違和感を感じますか?
「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ」では、〇〇したからエライと褒めることは悪くないけれど、褒めるのは時と場合により使い分け、普段は状態を喜び、褒めるのではなく認めるというのが大事だということ。
上記の場合の私の声かけだと、1準備ができない子はダメな子、2約束を守れない子はダメな子、3一人でできない子はダメな子
ということにも聞こえますもんね。。。反省。
それからは、
「〇〇してくれたから、助かった〜。お母さん楽やわ〜。ありがとう」とか、「一人で準備してくれたおかげで、朝ごはんの準備がはかどるわ。ありがとう。」とその都度、娘が頑張った過程をほめてありがとうを伝えるようにしました。
「助かった」「ありがとう」をたくさん使うことにしました。
それに今まで「助かったよ」と言っていたのに、娘の「エライでしょう?」発言で、私が自信を無くして、気持ちがブレてしまってたので、この項目を読んで周りに惑わされていた〜と反省。
保育園や祖父母にほめ方を改めさすのではなく、それはそれでよくて、私はこの方針でいくとブレない気持ちで声かけができるようになりました。
あるある2 無理やり謝らせない
「誰」に対して誤っているの?
ジュースや牛乳をこぼした時、「ごめんなさいは?」とすぐに謝らせる大人がいます。
ファミレスでバイト中にお客さんの前でコップを割ってしまったり、水をこぼしてお客さんの服を濡らしたのでしたら当然、謝らなくてはいけませんが、家庭で起こることにいちいち「ごめんなさい」と言わせるのはどうでしょうか?
私の場合、家の中で「ごめんなさいは?」というシーンはすぐに思い出せないので、あまりないのかもありませんが、食事中に飲み物をこぼした時は、自分が片づけないといけないから「もう〜」と一瞬プリプリになってしまうんですよね。
3・4歳の娘が悪気なくしてしまったことに対して、怒ってはいけないと思いつつ、私のその時の気分や行動で一瞬不機嫌になってしまう時もあるんですよね。
雑巾を渡して「こぼしたなら、拭いてね」と言えばいいだけなのに。。。
それから、周りの目を気にしすぎて「ごめんなさいは?」をいうことがあります。
公園や施設で遊んでいると、2・3歳の頃は友達が使っているおもちゃを横から奪って、ケンカすることもありました。
逆のパターンで使っていたおもちゃを奪われて、怒って奪い返すのにケンカになって泣かせてしまうということもあります。
状況がよくわからない時に気づけば、お友達が泣いている時もあります。そんな時は、お友達の親に気を使って「ごめんねは?」と理由はわからないけれど謝らすことをしていました。
しっかりした(気が強い?)娘ですので、悪くない時は謝らないことの方が多いですが。。笑
本当にしてはいけないことだけに対して、謝ることをしないといけません。
「謝って済ませる」というのはよくないなと改めて実感しました。
あるある3 根ほり葉ほり聞かない
保育園ではその日の様子を大きなホワイトボードにクラスごとに書かれています。
「今日は園庭で遊びました」とか「朝礼をハリキッていました」「音楽教室でした」など。
親の私としては一日の大半を保育園で過ごすので、どんなことをして遊んで、楽しんでいるか気になって、ついつい聞いてしまいます。
夕飯の時は「給食は残さず食べた?」「何して遊んだ?」「楽しかった?」「お遊戯会は何を練習してるの?」など。。質問攻めの時もあります。
「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ」では、家はは休息の場
疲れて帰ってきているのに、お母さんから質問攻めされると疲れてしまいますよね。
とはいえ、子どもの行動は気になるので「どうだった?」とざっくり聞くよりも、「なんか嬉しそうやね。いいことあった?」や、イライラしている様子やグズったりするなら「疲れているんかな。嫌なことあったの?」を声かけして、子どもが話し出したら聞くだけで意見しないようにするのが良いみたいです。
ついつい親の方が人生経験豊富だから「こんな時はこうした方がいいよ」とアドバイスしているつもりでも、事実を聞いてもらいたいだけなので、いちいち反応してしまいます。
口を挟まずに、相槌や言ったことをおうむ返しするのもいいかもしれません。
私はつい口を挟みたくなるタイプなので、自分を落ち着かせる為にも、おうむ返しをよく使っています。
子どもなので、うまく言葉が出てこない時や、早口で話すと聞き間違いだったりすることがあるので、確認の意味もありおうむ返しは結構便利がいいですよ。
最後に
以上で「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ」の言葉編の項目の中で、気になったケース、反省したケースのご紹介は終わりです。
私がこの本を手にしたきっかけは、良い感じのテキトーさを取り入れた子育てをしたいと思っているのに、周りから「〇〇は大事」「◯歳までにはこれができないと」「〇〇ちゃんは、もうこんなことができるよ」などなど、色々言われることがあります。
自分に自信がなくなってしまう時もあったので、この本を読んで再確認できたし、自分の子育てに関する軸はぶれていないということがわかり自信が持てました。
言葉編の他にお勉強編、しつけ編、お出かけ編、お母さん行動編なども予定しています。