こんにちはmidoriです!
整理収納アドバイザーの資格を活かして、片付けの仕事もしている私。
片付けをご依頼されるお客様は、当然ですが9割ほどが片付けが苦手、捨てるのが苦手な方がほとんど。
いろんなお宅に伺っていますが「片付けが苦手」と「捨てるのが苦手」はセットではなく別物。
でもご本人は気づいておらず、「片付けられない」ということでご依頼頂くことがほとんどです。
なかでも、「捨てるのが苦手」という方がいろんな意味でとっても大変。
そこで、捨てられない人の特徴をランキング形式でお伝えします。
それではいってみましょう!
捨てるのが苦手さん、捨てられない人の特徴いろいろ
● ストックがやたら多い
● お菓子の空き箱が多い
● 食器が多い
● 便利グッズが多い
● 似たような物が多い
● 棚の中は何年も使っていないモノぎゅうぎゅう
● ゴミ箱がなくゴミ袋をそのまま使っている
● 期限切れの未使用の調味料がある
● スーパーの袋がやたら多い
● 多趣味
● こだわりが強い
● あまり自炊していない
● 思い出グッズが異常に多い
私の経験上、これらの特徴の方が捨てるのが苦手さん、捨てられない人に多いです。
特徴の中に「あまり自炊していない」というのがありますが、これはきっと体力的にも精神的にも疲れていて、作る気力がないのではないかと思います。
食器棚には食器がたくさんあるのに、シンク周りには缶詰やレトルト食品、お惣菜のパック、ペットボトルや缶がシンク周りに置かれている光景はよく目にします。
色々あって疲れ果てて、どうしようもなくなって、私に依頼されたんだろうなと思うと、初対面なのに「大変でしたね」とぎゅっと抱きしめたくなる気持ちになります。(実際そんなことしませんが、、笑)
捨てられない原因の一つは、所有しているだけでとりあえず安心している状態なんだと私は思います。
失うことを恐れている気がします。
一つ一つのモノに対して向き合っておらず、保留の状態で暮らしているんだと思います。
だから、きっといつも満たされていないので、満たそうと新たなモノを購入するのではないでしょうか。
捨てるのが苦手さん、捨てられない人には、基本的に「まだ使える」「活かせそう」という思いが強いです。
「使える」を基準に判断するので、ご自身には必要ないのに所有しているモノが多く、自覚なく捨てられないんだと私は思います。
それでは、3位から発表していきます。
捨てるのが苦手、捨てられない人の特徴 第3位 こだわりが強い
捨てるのが苦手、捨てられない人には、こだわりが強いなと感じる部分が多いような気がします。
その為、執着心も強い気がします。
自分軸というのは大切です。こだわりがあるのは悪いことではないと思っています。
むしろ、こだわりが強いのは良い部分だとは思いますが、アレもコレもとこだわりが強過ぎるのは、マイルールで自分で自分の首を締めています。
こだわりの強さが表れるひとつの例として、キッチングッズ。
お料理が好きで、毎日こだわりのお料理をしている。
普段は仕事で忙しいけれど、週末だけは手の込んだ料理をしている。
など、料理研究家やそれに近いほど、お料理が好きな方、お料理が趣味な方を除いては、片付けが苦手で心地よい家にしたいと考えている方や、モノが多くて困っている方にキッチングッズを極める必要はないと思っています。
けれども、テレビや雑誌の影響で時短になると思って買ったキッチングッズなのに、「洗うのが手間。」と使わず放置。
「このお料理を作る時は、下準備にこの道具を使って、この器に盛り付ける。」など、こだわりがあり過ぎると、モノの量が増えます。
1人用の鍋や、茶碗蒸しの器、ステーキ皿など、汎用性のないグッズを、1年に1回もないシチュエーションの為に所有していることが多いです。
ご本人にどれくらいの頻度で使っているか質問すると、「何年も使っていません」「今は管理がめんどうなので使っていません」と返答されることがほとんど。
「ということは。。。」と私が声をかけると、「要らないのでもう捨てます」となることもあります。
最初のうちは、使う理由を探して、捨てようとされないことも。
無理に「捨ててください」とは言いませんが、背中を押して欲しい為に私に依頼されているのだと思うので、お客様の様子をみつつ、「捨てることを提案」したり、「今は保留。1年後に見直して下さい」とお伝えしたりとしています。お客様自身で答えを見つけて頂いてます。
ありとあらゆるモノやことに、こだわりが強過ぎるとマイルールも多く、支え合って生きていく社会の中では、生きづらい場面もあると思います。
では、続いて第2位を発表!こちらも、よく見かけます。
捨てるの苦手、捨てられない人の特徴 第2位 便利グッズが多い
第3位のこだわりが強いの例で出てきたキッチングッズと似ているようで、少し違う。
それが、便利グッズです。
こだわりが強くて、こだわりのモノが増えて、捨てられない。というのが第3位の「こだわりが強い」でした。
第2位の便利グッズですが、こちらも私が勉強になるくらい「こんな風に使うんだ」という、おもしろいモノから、100円ショップのグッズまでありとあらゆるモノを見させて頂きました。
私は、簡単に管理したい、掃除は苦手なのでモノを減らしたいというタイプ。
でも、捨てるのが苦手さんや捨てられない人の多くは、「木を見て森を見ず」ではありませんが、その時の動作に対してラクになる便利なモノが多いだけで、○○専用が多いです。
また、「今は使う機会がない」や「使いにくかった」モノでも、使えるので捨てられず、モノが増える原因になっています。
例えば、またキッチンの話になるのですが、あるお宅では、おたま(レードル)を置く為のおたまスタンド(おたま置き)があったのですが、使われていませんでした。
引き出しの奥に突っ込まれていて、使われている様子もありません。なぜ使わないか質問すると、「小皿に置いた方が洗い物が減るし、形がいびつだから、収納に場所をとる」ということでした。
それから、これもよくありますが何年も使っていない新品の便利グッズがひょこっと奥や端っこから出てきます。
「その時は便利で良いなと思って買ったんですが、結局使わず、存在さえ忘れていました」とおっしゃる方が非常に多いです。
でも、購入する時は使いやすそうと思って購入されたそうです。
便利グッズは流行りもあるので、流行に敏感な方は特に注意が必要なグッズです。
コレさえ買えば変わるかも!?と期待して購入し、購入した時点で満足してしまうことも。
何のための道具なのかを説明してもらわないとわからないような便利グッズもありました。
得意げに説明して下さるのですが、今現在使っていないという、残念なモノも多くありました。
続いて第1位 こちらもよくあります。
捨てるの苦手、捨てられない人の特徴 第1位 スーパーのレジ袋、紙袋が多い
どのお宅にも多いのですが、捨てるのが苦手さん、捨てられない人のお宅には異常にあります。異常に。
レジ袋専用の3段引き出しを見たこともあります。
今でこそ、スーパーのジレ袋は有料化されたので、以前よりも減っているとは思いますが、たくさんのレジ袋を所有しているお宅は多く見かけました。
増える原因の一つは、「無料」でもらえていたから。
それから、袋の数だけ、ちょこちょこお店で購入していたということです。
紙袋も同様です。高級ブランドの紙袋はしっかりしているし、ブランドロゴが施されているので、捨てるのに躊躇される方がほとんどかと。
数年前に1軒まるごと、片付けるお仕事がありました。その時はアシスタントとして数名の整理収納アドバイザーで作業しました。
私はキッチンを担当。
以前はスーパーのレジ袋置き場を決めてらっしゃったみたいなのですが、山盛りで溢れかえっていて、他の場所にまでスーパーのレジ袋が占領されていました。
ひとつひとつチェックしてみると、レジ袋に穴が開いていたり、汚れていたり、経年劣化により薄くなっていたり、小さ過ぎて使い道がないなど、ゴミ袋として使えないレジ袋が大量にでてきました。
結局3分の2以上捨てました。
紙袋も同様で、使えるので大量に溜め込んでいるお宅はよくみかけます。
紙袋は片付けの際に分類するのに使えるので、作業が終わるまで残しておきますが、収納場所を決めて、定数を提案しています。
捨てるのが苦手さん、捨てられない人が、モノを捨てられるようになるはじめの一歩は区別すること!
1年後や2年後の自分を見据えて、「今、必要なのか?」を一つ一つのモノに問いただすことで、本当に必要かどうかが見極められるのではないでしょうか。
1日1個や、1日5分など、区切りをつけて毎日コツコツする。毎日継続して行うこと。
1日5分です。とても長い道のりかもしれませんが、手を止めずにコツコツすることに尽きると思います。
毎日、「モノを探す時間」を少しでも減らす為にも毎日、毎日、すこしだけ頑張ってみましょう!
必要なモノか区別を行うと、「捨てられない人」から、「捨てられる人」に必ず変わっていきます。
テレビのビフォーアフターのように、いっきに片付かないのが現実です。
プロに頼んでにいっきに片付けても、ご本人が整理収納や断捨離など片付けを理解していないのであれば、すぐにリバウンドしてしまい。だれかのせいにするのがオチです。
積み重ねが自分の自信になることは間違いありません。
片付けのプロにお願いするのも一つの手かもしれませんが、ご自身のモノですから、最初から誰かに頼るのではなく、まずはご自身でお財布の中から区別することをおすすめします。
本日も最後まで読んで下さってありがとうございましたー
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